このたび、NPO法人脳腫瘍ネットワーク(JBTA)の設立当初より、私たちの活動を長年にわたり支えてくださいました澤村先生のご逝去の報に接しました。
ここに謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
澤村先生は、脳腫瘍の患者さんとご家族を支える活動の必要性に深いご理解をお寄せくださり、JBTA の設立にあたり大きなお力添えをくださいました。
設立後も、患者さん、ご家族、医療者、支援者が立場を越えてつながり、学び合い、支え合う場として JBTA が歩みを重ねていく中で、先生には折にふれて温かいご助言とご支援を賜ってまいりました。
JBTA の歩みを振り返るとき、澤村先生との数々のご縁を思い起こさずにはいられません。
かつては、総会や交流の場に北海道からお越しくださり、会員の皆さま、患者さん、ご家族と直接言葉を交わしてくださいました。
専門科としての深いご見識をお持ちでありながら、いつも患者さんやご家族の声に丁寧に耳を傾け、一人ひとりの不安や思いに寄り添ってくださる先生のお姿は、私たちにとって大きな励みでした。
また、澤村先生は JBTA が国内の活動にとどまらず、IBTA をはじめとする海外の脳腫瘍関連団体や国際的なネットワークとつながっていくうえでも、大きな役割を果たしてくださいました。
先生のお力添えにより、JBTA は世界の脳腫瘍患者支援の取り組みに学び、海外の仲間たちとつながる機会を得ることができました。
そのご尽力は、JBTA の活動の視野を広げ、国内外の多くの方々との交流と連携を育む大切な礎となりました。
小児脳腫瘍に関する活動やイベントの場においても、澤村先生は JBTA にとって欠かすことのできない存在でした。
患者さんやご家族が直面する不安や悩みに対し、医療の立場からだけでなく、その人の生活やご家族の歩みにまで心を寄せてくださる先生でした。
先生の言葉や姿勢に励まされ、支えられ、救われたと感じている会員やご家族も少なくありません。
本年、JBTA は設立から20年という節目を迎えます。
この節目の年にあたり、私たちは改めて、澤村先生が JBTA に注いでくださった想いと、そのご功績の大きさを深く感じております。
JBTA が今日まで活動を続けられてこられた背景には、先生の深いご理解、温かな励まし、そして患者さんとご家族に寄り添う強いお気持ちがありました。
澤村先生から頂いたご縁と想いを、私たちはこれからも大切に受け継いでまいります。
患者さんとご家族が孤立することなく、必要な情報とつながりを得られる場をつくること。
医療者、支援者、そして当事者がともに学び合い、支え合う活動を続けること。
それが、先生への感謝に応える道であると考えております。
澤村先生のこれまでの多大なるご支援、ご厚情、そして JBTA の発展に寄与してくださった多大なるご功績に、会員一同、心より感謝申し上げます。
そして、先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
NPO法人脳腫瘍ネットワーク(JBTA)